周囲に気付かれずに歯並びを治したい、という方にはマウスピース型矯正がおすすめです。
透明な樹脂製のマウスピースを装着することで、乱れた歯並びを整えることが可能です。
そんなマウスピース型矯正には、いくつかの種類があります。ここでは「キレイライン矯正」と「インビザライン矯正」の2つについて、違いも含めてご紹介します。
キレイライン矯正とインビザライン矯正の違い
●動かす歯の範囲
キレイライン矯正とインビザライン矯正の最も大きな違いは、動かす歯の範囲です。
キレイライン矯正は、上の前歯6本と下の前歯6本の合計12本が治療の対象となります。小臼歯や大臼歯を動かすことはできません。
インビザライン矯正は、すべての歯が治療の対象となります。
●かみ合わせに与える影響
キレイライン矯正では、前歯のみを動かすことから、かみ合わせの異常は改善されません。ケースよっては、全体のかみ合わせが悪くなることもあります。
全顎的な歯並びを治すインビザライン矯正では、自ずとかみ合わせも良くなります。
●矯正治療にかかる期間
動かす歯の範囲に大きな違いがあることから、矯正治療にかかる期間も両者で異なります。
前歯のみを動かすキレイライン矯正は、1年前後で治療が完了します。すべての歯を動かすインビザライン矯正では、2~3年程度の期間を要します。
どちらを選ぶべき?
どちらもマウスピースを用いた快適な矯正治療であることに変わりはありませんが、適応範囲やかみ合わせに与える影響、治療期間に大きな違いがあります。とにかく見た目だけを短期間で治したいという方には、キレイライン矯正がおすすめです。
ただし、治療後にかみ合わせが悪くなったり、歯の後戻りが大きかったりするなど、キレイライン矯正にはデメリットも目立ちます。ですから、安全かつ正確に歯並びを美しくしたいのであれば、間違いなくインビザライン矯正がおすすめといえます。インビザライン矯正であれば、審美性だけでなく、機能性も大きく改善させることが可能です。
まとめ
このように、同じマウスピース矯正でも、キレイライン矯正とインビザライン矯正には決定的な違いがあります。
治療を選択する際には、今回ご紹介した点も踏まえて慎重に検討する必要があります。京都市でインビザラインなどを検討中の方は、お気軽に当院までご相談ください。
2021年06月20日
カテゴリー: 矯正歯科コラム